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アマゾン川 7 BACK⏎ ⇒NEXT |
ブラジルでは、アマゾナス州の州都マナウス市でネグロ川と合流する以前の
アマゾン川本流をソリモンエス川とよび、それより下流がアマゾン川である。写真は、ネグロ川と
合流する直前のソリモンエス川で、よく見ると、写真の遠方左寄りに黒ずんだ色の水面があるが、
そこがネグロ川との合流点である。
アマゾン水系全体の水の約半分がソリモンエス川からもたらされ、残り半分が、これより下流で
合流するネグロ川、マデイラ川、タパジョス川、シングー川をはじめとした支流群から流れ込む。
ソリモンエス川は、写真のように、典型的な泥で濁った川(現地では「白い川」という)で、
この豊富な泥が堆積することによって氾濫原が形成される。写真の中央から左にのびる
マシャンタリア島、その向こうのシボレナ島、その右のカレイロ島などの川中島は、
川沿いの自然堤防と内側の後背湿地からなっており、単なる川の中州ではなく、氾濫原と同質のものである。
撮影の3月は水位上昇途上の時期で、これより6月まで続く水位上昇に伴い、氾濫原の浸水が進み、
湖沼などの水面は大幅に拡大する。
2006年3月15日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 18 37.92, -59 58 57.38 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 33° |
PanoraGeo-No.172 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 7/17 ⇒NEXT |