ソリモンエス川と川中島Solimões River and alluvial islands |
randum
テーマ 28 アマゾン川をたどる10 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ブラジルでは、アマゾナス州の州都マナウス市でネグロ川と合流する以前のアマゾン川本流をソリモンエス川とよび、それより下流がアマゾン川である。 写真は、ネグロ川と合流する直前のソリモンエス川で、よく見ると、写真の遠方左寄りに黒ずんだ色の水面があるが、そこがネグロ川との合流点である。 アマゾン水系全体の水の約半分がソリモンエス川からもたらされ、残り半分が、これより下流で合流するネグロ川、マデイラ川、タパジョス川、シングー川をはじめとした支流群から流れ込む。 ソリモンエス川は、写真のように、典型的な泥で濁った川(現地では「白い川」という)で、この豊富な泥が堆積することによって氾濫原が形成される。 写真の中央から左にのびるマシャンタリア島、その向こうのシボレナ島、その右のカレイロ島などの川中島は、川沿いの自然堤防と内側の後背湿地からなっており、単なる川の中州ではなく、氾濫原と同質のものである。 撮影の3月は水位上昇途上の時期で、これより6月まで続く水位上昇に伴い、氾濫原の浸水が進み、湖沼などの水面は大幅に拡大する。
2006年3月15日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 18 37.92, -59 58 57.38 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 33°
PanoraGeo-No.172 🔍拡大