![]() タランパヤ川峡谷「パイプオルガン」のパイプPipes of the "Pipe Organ" of the Talampaya River Canyon |
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タランパヤ川峡谷の垂直な谷壁に刻まれた多数の縦溝、いわゆる「パイプオルガン」のパイプのひとつを、下から望んだものである。
その水平断面は見事な半円で、まさに円筒を縦に割った形のハーフパイプである。
ただ、このパイプをよく見ると、中心となる径の大きなパイプの右に沿って径の小さなパイプが付随している。
従来言われてきたような渦を巻いた風による侵食によって、このように微妙な地形ができるだろうか?
風といっても、空気ではなく、風で巻き上げられた砂が紙やすりのようにして岩盤を削磨するのであろう。
とすれば、砂塵の濃度が薄い崖の上部ではパイプができにくいはずであるが、パイプは下から上まで一様にできている。
従来の風食説に対し、ここでは水食説を提案する。それは、多雨期で水量も流送砂礫も豊富だったタランパヤ川が、峡谷を掘り下げると同時にパイプをつくった、という考えである。
パイプは下刻が進みつつある河床につくられたポットホール(甌穴)である。
この考えのヒントとなったのは、同じ南アメリカではあるが、ここよりはるかに離れたブラジル北東部での事例である。
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2004年9月5日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-29 47 26.23, -67 50 27.21 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り -
PanoraGeo-No.33
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