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アルゼンチンの砂漠 2 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
モンテ砂漠(山地部)は、アルゼンチン・アンデス山脈東斜面の
プレコルディレラ(前山山地)と山麓に近いパンパス山地にかけてひろがっている
(参照:アンデス山脈とモンテ砂漠(山地部))。
パンパス山地(現地語ではSierras Pampeanas)は、おもに南北に走る数列の山脈と幅広い盆地
からなっている。写真は、そのようなパンパス山地の西部にあるファマティナ山脈を、東麓の
盆地(サンタエレナ低地)から望んだものである。右寄りに見える雪を頂いた峰は、
この山脈の主峰でパンパス山地の最高峰でもあるヘネラルベルグラノ山(標高6097m、
正式名ヘネラル・マヌエル・ベルグラノ山)である。半砂漠状の盆地の標高は約1100mなので、
ヘネラルベルグラノ山とは5000mの標高差があるが、そのように大きな比高があるようには見えない。
それはファマティナ山脈の東斜面が極めて緩やかなためのようである。
ファマティナ山脈をはじめ、パンパス山地を構成する山脈のほとんどは、西側が急な断層崖、
東側がゆるやかな斜面という非対称な地形の傾動地塊(傾動山地)である。
写真手前の鉄道は、チレシトで産する銅鉱などを輸出港に運ぶのに使われた鉄道であるが、
1990年に廃線となった。
2004年9月6日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-29 11 40.16, -67 29 23.41 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 293° |
PanoraGeo-No.434 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 2/21 ⇒NEXT |