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バイオ燃料 先進国ブラジル 16 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ブラジル北東部地方(ノルデステ)では、9月に入って製糖・エタノール工場が
操業を開始した。収穫したサトウキビを工場へ運ぶトラックが疾走する。トレミニョン(Treminhão)と
いうサトウキビ運搬用のトラックで、トレン(列車)とカミニョン(トラック)の合成語である。
列車のように長いトラックという意味であるが、ふつうはトラックとワゴン2台、計3台までである。
ここは農園内なので問題ないのかもしれないが、このようにワゴン3台をひいた長いトレミニョンが公道を走る
ことは禁止されている。遠くに見えるサトウキビは間もなく収穫されるもの、手前のサトウキビは発芽して
間もないもので、収穫までには約1年かかる。地面に敷き詰められているのはサトウキビの枯れた下葉や
穂先など糖分のない廃棄物。収穫時に燃やしてしまうことが多いが、燃やさないで、このように地面を
カバーして、水分を蓄え、土壌の有機物を補い、微生物などの繁殖を助けるのに用いたり、ボイラーで
燃やして発電に使うなど、環境にやさしい利用法が推奨されている。
2011年9月5日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 2 53.63, -34 59 9.66 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 255° |
PanoraGeo-No.487 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 16/23 ⇒NEXT |