![]() チュキカマタ銅山からアントファガスタ港への貨物列車Train from Chuquicamata Copper Mine to the port of Antofagasta |
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![]() ![]() ![]() テーマ 30 アタカマ砂漠・アタカマ高地 4 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
チリ北部、アタカマ砂漠を行くアントファガスタ・ボリビア鉄道(FCAB)の貨物列車。
この鉄道は、アントファガスタがまだボリビア領であった 1873 年に建設が始まり、同市に近いこの写真の部分は同年中に完成したが、当時のおもな貨物はチリ硝石であった。
150 年近くたった現在でも健在のこの鉄道の現在のおもな貨物は、銅とその製錬時に大量にできる硫酸である。
チリは世界一の銅の生産国であるが、近年、銅鉱石生産量はほぼ横ばいである。世界の生産量の増加につれてチリのシェアは低下傾向にあるが、2023 年時点で世界の 23 %を産出しており、続くコンゴ 13 %、ペルー 12 %とはまだ差がある*1)。
写真の列車は、チュキカマタ鉱山から輸出港アントファガスタへ、銅地金を運んでいる。
チュキカマタ鉱山は銅鉱石(選鉱)のほか、併設された精錬所で銅地金(銅カソード)も生産して出荷している。
あたかも材木でも運ぶかのように、無蓋貨車で銅地金が運ばれるのは、ほとんど雨の降らないアタカマ砂漠ならではの光景である。
鉄道も、ほとんど水が流れることのないワジ(砂漠の涸れ川)の底の平坦地を利用して敷設されている。
この写真撮影のあと、アントファガスタ北 60km のメヒヨネス市に大規模な工業港が開かれ、アントファガスタ港に代わるこの地方第一の銅積出港となった。
*1) 出典: U.S. Geological Survey, Mineral Commodity Summaries, January 2025, p.65.
2003年9月1日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-23 43 17.38, -70 22 12.64 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 296°
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