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シャパーダって何だ? 17 サンフランシスコ川台地 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ブラジル内陸のバイア、トカンチンス両州の州境付近上空から西を望んだ写真である。
写真下部の薄い茶色の部分は、一面に大豆畑が広がる平坦なサンフランシスコ川台地
(シャパーダス・ド・リオ・サンフランシスコ)である。色の違いで明確な
この台地の西の縁(写真では上縁)が、トカンチンス州(西=上)とバイア州(東=下)の境界であるとともに、
トカンチンス川流域とサンフランシスコ川流域の分水界である。トカンチンス川流域の侵食平野は
標高 600m 前後なのに対しサンフランシスコ川台地の縁は 900m あり、その間は比高 300m あまりで
西を向いた急斜面になっている(写真で緑の濃い部分)。この急斜面がジェラール・デ・ゴイアス山脈で、
低いトカンチンス川流域から見るとかなり険しい山地に見えるが、実際には台地を限る斜面にすぎない。
ブラジルで山地・山脈(Serra、セラ)とよばれるものの大部分はこの手のものである。
サンフランシスコ川台地はきわめて平坦であるが、東方のサンフランシスコ川に向かって1㎞ に
つき1m くらいの割合で傾斜している。したがって極めて緩やかなケスタの背面ということもできる。
撮影地点の東方にあるバイア州バレイラス市を中心としたサンフランシスコ川台地は、マトグロッソ州、
ゴイアス州などとともに、1990年代以降盛んになったカンポセラード(ブラジル高原のサバナ原野)
における大豆生産の中心地である。
2011年9月4日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-12 17 52.80, -46 11 49.31 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 289° 写真中心位置:-12 13 55.31, -46 23 28.01 (Google Map) |
PanoraGeo-No.534 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 17/18 ⇒NEXT |