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シャパーダって何だ? 8 ギマランエス台地 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ブラジル中西部地方マトグロッソ州の州都クイアバの中心から 20㎞ ほど来た
郊外では、緩く起伏した原野を貫く波打った道路の右には、乾季で落葉した樹木も多いセラード原野
(ブラジル高原のサバナ)がひろがり、道路の左ではゲーテドコミュニティ
(治安のために塀で囲みゲートで出入りを管理する住宅団地)の建設が進んでいる。
道路の行く手に横たわるのは、シャパーダ・ドス・ギマランエス国立公園があるギマランエス台地である。
クイアバ周辺の平野は、標高 200m 前後の緩く波打った侵食平野で、先カンブリア時代の
岩石からなるブラジル楯状地の一部である。
これに対して、ギマランエス台地は、ほぼ水平に横たわる古生代以降の地層からなるテーブル状の台地、
すなわちメサという地形で、地質的には卓状地(プラットフォーム、Platform)である。
広大なブラジル楯状地には、このような卓状地が何か所かに分かれて分布し、各所でシャパーダとよばれる
頂の平らな台地を形成している。
南アメリカ大陸の地理的中心(=測地学的中心または重心)は、クイアバ市内(南緯15°35'56", 西経56°06'05")
にあるとする意見と、ギマランエス台地の上のシャパーダドスギマランエス市の郊外
(南緯 15º36'04", 西経 55º28'49")にあるとする意見があり、両方に標識が設置されている。しかし
いずれにしてもこの付近が南アメリカ大陸のど真ん中であることに変わりはない。
内陸で標高約 200m と低いところにあるクイアバ市は、暑さが極めて厳しい都市である。
1) Wikipedia: 地理的重心(ポルトガル語版:この件に関しては最も詳しい)。 2003年8月11日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-15 25 45.24, -56 1 11.64 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 44° |
PanoraGeo-No.542 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 8/18 ⇒NEXT |