クイアバ市郊外から望んだギマランエス台地Chapada dos Guimarães (Guimarães Tableland) seen from the outskirts of Cuiabá City |
randum
テーマ 12 シャパーダって何だ?8 (ギマランエス:1) BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
マトグロッソ州の州都クイアバ市の郊外、緩く波打った平野を貫く道路の行く手には、ギマランエス台地が横たわっている。 この付近の平野は、先カンブリア時代後期(新原生代)の岩石に発達した侵食平野で、ブラジル楯状地の一部であるが、その西縁に近いため、標高は 200m 前後しかない。 低緯度で大陸の真ん中*1)にありながらこのように低所にあるクイアバは、暑さの厳しい都市である。
この平野より 300m ないし 500m 高いギマランエス台地は、楯状地を覆う古生代や中生代の堆積岩の地層からなるシャパーダである。 このような地質構造の土地は、楯状地(シールド)に対して卓状地(プラットフォーム)と呼ばれる。 ギマランエス台地はパンタナール湿原とともに、マトグロッソ州を代表する観光地である。
道路沿いには、ブラジル高原のサバナ原野であるカンポセラードがひろがる。 サバナ気候の厳しい乾季に入ってから2カ月余り経ち、木々の葉は枯れ始め、すでに落葉したものもある。
*1) 南アメリカ大陸の地理的中心の位置には2説ある。一つはクイアバ市内(グーグルマップ)、(ストリートビュー)で、もう一つはギマランエス台地上のシャパーダドスギマランエス市郊外の南緯15°36'04.0" 西経55°28'49.1"(測地展望台 Mirante do Centro Geodésico da América do Sul)である。
2003年8月11日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-15 25 45.24, -56 1 11.64 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 44°
PanoraGeo-No.542
拡大