Marcapata, a town in the Quechua Zone

標高 3100m にあるケチュア帯の町、マルカパタ

Marcapata, a town in the Quechua Zone at an altitude of 3100m

randum


テーマ 41

アマゾンとアンデスを
結ぶ 大洋間横断道路

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 クスコ県(Departamento del Cuzco)キスピカンチ郡(Provincia de Quispicanchi)マルカパタ町(Distrito de Marcapata)の中心市街地、プエブロ・マルカパタの中央通りを縦観した写真である。 この市街は標高 3100m の尾根上の細長い平坦地に立地し、この中央通りを軸にして両側に 100 戸ほどの人家と教会や町役場などの公共施設がある。 中央通りにしては商店も少なく活気に乏しい感じがするのは、周囲の村々の住民が買い物に来る商業中心地という機能を持たないためらしい。 村々の住民は農産と畜産による自給自足の生活を基本としており、塩などの自給できない必需品は交換システムによって供給されることになっている*1)
 マカパルタ町は大きく4つの地区からなるが、そのうちの2つはペルー農業省などによる農業生物多様性地帯(Agrobiodiversity zone)に指定され、栽培作物の多様性や伝統的農法の維持が図られている。 2021 年にペルーで4番目に指定されたマルカパタ・コジャナ農業生物多様性地帯(パルキジャ川流域)の例では、99 種のジャガイモ、25 種のトウモロコシをはじめ、オカ、キノア(キヌア)などのきわめて多様な作物が栽培されている。

*1) Yamamoto, N.(1982): A Food Prodiction System in the Southern Central Andes. Senri Ethnological Studies 10, pp.39-57, p.42.(4.71 MB, 英語)

2011年9月10日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-13 35 29.64, -70 58 31.80 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 282°

PanoraGeo-No.599     直前のページに戻る     BACK⏎  このテーマ 18/24  ⇒NEXT