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バイオ燃料 先進国ブラジル 7 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ウジーナ Usina は工場を意味する一般名詞であるが、ブラジル、とくに北東部地方
(ノルデステ)では、単にウジーナと言えば製糖工場を指すことが多い。
ブラジルのほとんどのウジーナは、今日、砂糖のほかにバイオエタノール(アルコール)も生産している。
写真はアラゴアス州南部に1973年に創立された比較的新しい砂糖・アルコール工場である。
工場は大量の水を使うので、水の得やすい低地にある。工場の後ろに見える平らな高台は
タブレイロス台地で、この工場が使うサトウキビの畑は、おもにこの台地の上にひろがっている。
ただ、タブレイロスの土は砂質で養分に乏しいため、工場の生産能力に見合った量のサトウキビが
集められないこともあるという。河川沿いの氾濫原のような肥沃な土地には限りがあることが、
北東部地方においてサトウキビ生産が飛躍的に伸びない要因である。
写真の工場では、向かって左の部分がエタノール製造部門で、屋根のある背の高い蒸留塔棟と
貯蔵タンク群が見える。雨季が到来した3月初旬、工場はすでに半年にわたる操業休止期に
入ったため、煙突の煙は消え構内は閑散としている。
http://www.usinaseresta.com.br/
2007年3月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-9 54 38.80, -36 19 42.13 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 227° |
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